治療例
矯正歯科治療により、ムシ歯や歯周病になりにくく、一生自分の歯で食事がとれるように、お口の中を良好な環境に維持することができます。
当医院は、日本矯正歯科学会認定医を取得した歯並びの専門医が常在しておりますので、お気軽にご相談下さい。
かみ合わせを治して、美しい口元や笑顔を獲得しましょう!
歯並びの種類と治療例
-
ガタガタ:叢生
叢生とは、歯が重なり合って生えている状態の歯並びのことです。叢生は歯の大きさに対してアゴの大きさが小さすぎることが原因となるのですが、日本人は基本的にアゴの小さい人が多いので、叢生の人が非常に大勢います。(八重歯も叢生の一種です)叢生で歯が重なり合っていると見た目が悪いだけではなく、プラークコントロールが難しくなって虫歯や歯周病になりやすくなることもあります。
-
上顎歯列に叢生が認められます。上顎両側第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を 使用して、叢生を改善しています。矯正治療期間は2年2ヶ月、料金は781,920円でした。
現在は、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃不良により、上顎右側第二大臼歯が虫歯になったため、矯正治療終了後に補綴治療を行なっています。また軽度の歯肉炎が生じたため、定期的な口腔内清掃を行い、経過観察をしています。矯正力による歯根吸収や歯肉退縮は、認められていません。
-
上下顎前歯部の叢生および切端咬合が認められます。上下顎両側第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を使用して、叢生および切端咬合を改善しています。矯正治療期間は3年2ヶ月、料金は833,760円でした。
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯、歯肉炎、歯周病は認められませんでした。
また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められず、保定開始から約2年経過しましたが、経過は良好です。
-
上下顎前歯部の叢生が認められます。非抜歯にてマルチブラケット装置を使用して、叢生を改善しています。矯正治療期間は1年11ヶ月、料金は768,960円でした。
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯、歯肉炎、歯周病は認められませんでした。
また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められず、保定開始から約2年経過しましたが、経過は良好です。
-
-
出っ歯:上顎前突
上顎前突とは、いわゆる出っ歯のことで、下の歯に比べ、前歯だけが飛び出している状態のものと、上アゴの歯ぐきも歯と一緒に突き出ている状態のものがあります。前歯が前に出ているため、かみ合わせが悪くなり、食べ物をうまくかみ砕くことが出来ません。物をかむ時、下アゴを前にずらしてかむ癖がついてしまい、放置しておくとアゴの関節にも負担がかかってしまいます。また、ぶつかった拍子に歯が折れやすい、唇を切ってしまう、といった危険性もあります。一方、外見上では、笑うと歯ぐきが目立つ、唇が閉じにくいなどの特徴があります。そのため口の中が乾燥し、歯周病の原因になることもあります。意識的に唇を閉じようとすると、くちびる周辺の筋肉が緊張し、下アゴの先端(オトガイ部)に梅干しのようなシワが寄ることもあります。
-
下顎両側側切歯の先天性欠損のため、下顎歯列に比べて上顎歯列が前にあり上顎前突が認められます。また、下顎前歯がほとんど見えず、過蓋咬合が認められます。上顎両側第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を使用して、上顎前突および過蓋咬合を改善しています。矯正治療期間は2年4ヶ月、料金は790,560円でした。
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃不良により、下顎右側第一大臼歯が虫歯になったため、矯正治療終了後に補綴治療を行なっています。また軽度の歯肉炎が生じたため、定期的な口腔内清掃を行い、経過観察をしています。矯正力による歯根吸収が上顎右側側切歯の根尖部にわずかに認められましたが、特記すべき症状はないため、経過観察としています。矯正力による歯肉退縮は、認められていません。
-
上顎前歯部が唇側傾斜し、下顎歯列に比べて上顎歯列が前にあり上顎前突が認められます。
上顎両側第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を使用して、上顎前突を改善しています。
矯正治療期間は2年0ヶ月、料金は773,280円でした。
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃不良により、下顎両側第一大臼歯が矯正治療中に、また下顎右側第二小臼歯が保定中に虫歯になったため、補綴治療を行なっています。
また軽度の歯肉炎が生じたため、定期的な口腔内清掃を行い、経過観察をしています。
矯正力による歯根吸収や歯肉退縮は認められず、保定開始から約2年経過しましたが、経過は良好です。
-
上顎前歯部が唇側傾斜し、下顎歯列に比べて上顎歯列が前にあり上顎前突が認められます。また、下顎前歯の大部分が見えず、過蓋咬合が認められます。上下顎両側第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置およびヘッドギアを使用して、上顎前突および過蓋咬合を改善しています。矯正治療期間は3年7ヶ月、料金は855,360円でした。
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯、歯肉炎、歯周病は認められませんでした。
また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められず、保定開始から約2年経過しましたが、経過は良好です。
-
-
受け口:
反対咬合、下顎前突受け口は、反対咬合ともいわれ、下の歯が上の歯より前に出ている状態です。日本人には比較的多いタイプの不正咬合のひとつです。反対咬合は下の歯が前方に傾斜しているという原因だけでなく、下アゴ自体が前に出てしまっている場合や上アゴが後ろに引っ込んでいるといった骨格のずれが原因となっている場合もあります。反対咬合だと、かみ合わせも悪くなるため、食べ物をよくかむことが出来なかったり、受け口になってしまうので、下アゴばかり目立ってしまい、見た目も悪くなってしまいます。また、発音が不明瞭になりやすいです。上アゴは小学校低学年までに成長がほぼ終了してしまうので、出来るだけ早めに矯正治療を始めることが望ましいです。
-
上顎歯列に比べて下顎歯列が前にあり、下顎前突が認められます。
前方牽引装置およびリンガルアーチ(上顎)を使用して、下顎前突を改善しています。また、低位舌および舌突出癖が認められたため、口腔筋機能療法を行なっています。
矯正治療期間は1年1ヶ月、現在までの料金は394,200円でした。
現在は、永久歯の萌出および下顎骨の成長を観察中です。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯や歯肉炎は現在のところ認められませんが、定期的な口腔内清掃を行いながら、引き続き注意が必要です。また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められていません。
-
上顎歯列に比べて下顎歯列が前にあり、下顎前突が認められます。
リンガルアーチ(上顎)および、下顎骨の成長スパート時にチンキャップを装着し、下顎前突を改善しています。また、低位舌および舌突出癖が認められたため、口腔筋機能療法を行なっています。矯正治療期間は1年4ヶ月、現在までの料金は410,400円でした。
現在は、下顎骨の成長を観察中および口腔筋機能療法を継続中です。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃不良により、上下顎両側第一大臼歯が矯正治療中に虫歯になったため、補綴治療を行なっています。また軽度の歯肉炎が生じたため、定期的な口腔内清掃を行い、経過観察をしています。
矯正力による歯根吸収や歯肉退縮は現在のところ認められませんが、引き続き注意が必要です。
-
-
口元が出ている:
上下顎前突上下顎前突とは、上下の前歯が前方へ大きく傾斜した状態を指します。奥歯(第一大臼歯)のかみ合わせについては大きなずれが見られないことが多いです。上下顎前突では、前方に飛び出した歯が邪魔をして唇をうまく閉じることができない場合があります。口が閉じられないとますます口呼吸の改善が難しくなります。口呼吸は歯肉炎の原因にもなるため、歯と歯周組織の健康のためには良いことではありません。かみ合わせの観点からも上下顎前突では前歯を正しく使うことが出来ないため問題があります。また、上下顎前突では前歯に押されることで唇や口元が前方に突出するため、顔の見た目にも影響の強い不正咬合です。矯正治療による口元の外観の改善効果も出やすいとされています。
-
上下顎歯列が前にあり、上下顎前突が認められます。上下顎両側第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を使用して、上下顎前突を改善しています。また、低位舌および舌突出癖が認められたため、口腔筋機能療法を行なっています。矯正治療期間は3年4ヶ月、料金は885,600円でした。現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯、歯肉炎、歯周病は認められませんでした。
また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められず、保定開始から約2年経過しましたが、経過は良好です。
-
上下顎歯列が前にあり、上下顎前突が認められます。また、右側大臼歯部の鋏状咬合が認められます。上下顎両側第1小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を使用して、上下顎前突および鋏状咬合を改善しています。矯正治療期間は3年8ヶ月、料金は859,680円でした。
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態がやや不良であったため、虫歯は認められませんでしたが、軽度の歯肉炎が生じたため、定期的な口腔内清掃を行い、経過観察をしています。
矯正力による歯根吸収や歯肉退縮は認められず、保定開始から約2年経過しましたが、経過は良好です。
-
-
かみ合わせが深い:
過蓋咬合かみ合わせが著しく深い状態を過蓋咬合といいます。正常なかみ合わせでは、上の前歯が下の前歯の3分の1から4分の1を覆っていますが、過蓋咬合のかみ合わせでは、これよりも著しく深く覆うかみ合わせになっています。アゴの動きを制限し、顎関節に負担がかかってしまうことがあります。
-
下顎前歯がほとんど見えず、過蓋咬合が認められます。非抜歯にてマルチブラケット装置を使用して、過蓋咬合を改善しています。矯正治療期間は2年8ヶ月、料金は807,840円でした。
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯、歯肉炎、歯周病は認められませんでした。
また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められていません。
-
-
前歯でかめない:
開咬開咬とは、奥歯はきちんとかみ合っているのに前歯だけがかみ合わず、常に前歯があいた状態のことをいいます。口をあけると前歯の間から舌が見えるといった特徴があります。前歯で物をかむことが出来ないため、咀嚼機能に障害が表れます。常に奥歯でかみ砕くために必要以上の負担がかかり、歯や顎の骨を痛める原因となることもあります。指しゃぶりや舌癖などの習癖が原因となることがあります。
-
上下顎前歯がかみ合っておらず、開咬が認められます。タングクリブ装置、ハイプルヘッドギアを装着し、開咬の改善をしています。また、低位舌および舌突出癖が認められたため、口腔筋機能療法を行なっています。上下顎前歯部のスペース閉鎖のために、上下顎前歯部のみマルチブラケット装置を装着し、スペースを閉じた後、固定式の保定装置を装着しています。
現在も口腔筋機能療法の治療継続中で、現在までの矯正治療期間は4年2ヶ月、料金は540,000円です。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯や歯肉炎は現在のところ認められませんが、定期的な口腔内清掃を行いながら、引き続き注意が必要です。また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められていません。
-
-
歯と歯の間に
すきまがある
:空隙歯列空隙歯列とは、歯と歯の間に隙間が開いている状態のことをいいます。歯と歯の間に隙間があると、しゃべる時に歯の間から空気が漏れてしまいます。とくにサ行が発音しにくく不明瞭となります。また食べ物の繊維が歯の間に詰まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になる可能性があります。
-
上下顎歯列にすきまがあり、空隙歯列が認められます。また、下顎左側第2小臼歯の先天性欠損が認められます。非抜歯にてマルチブラケット装置を使用して、空隙歯列を改善しています。矯正治療期間は1年11ヶ月、料金は768,960円でした。
矯正治療終了後に、下顎左側第2小臼歯部にインプラントを埋入し、空隙を閉鎖しています。
(インプラント料金 432,000円)
現在は、固定式の保定装置を装着し、可徹式の保定装置を夜間使用しています。
本症例では、矯正治療中の歯の清掃状態が良好であったため、虫歯、歯肉炎、歯周病は認められませんでした。
また、矯正力による歯根吸収や歯肉退縮も認められていません。
-